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やまなでございます。

突然ですが僕は昔から「国境マニア」なんでございます。
何といいますか、まあ日本に生まれたからなんでしょうが「陸路国境」っていうのはあんまりイメージ出来ないですよね。
その陸路国境を越えるのがむっかしから好きでして。。。

僕が初めて歩いて越えた陸路の国境はインドとネパールの国境。そうです。有名なスノウリの陸路国境ですね。
1996年の春だったのですが、初めて徒歩で国から国に移動するっていう事にめっちゃ感激したのを今でも覚えております。

それからも色んな国境を越えてきました。
ほんと多くの国境を越えてきましたし、それぞれの国境越えに色んな思い出が残っているのですが、その中でも特に印象に残っているのはですね。。

※ミャンマーとインド間の陸路国境
・・・これほんと夢の国境だったんですよね。覚えてる方もいらっしゃるかと思いますが昔「猿岩石ルート」って感じで有名になったインドのインパールとミャンマーのタムをつなぐ陸路国境でございます。昔から夢の国境だったので本当に感激しました。

※イランとトルコの陸路国境
・・・イランを一か月ほど旅した後、陸路でトルコに入ったのですが、、、
目の前にはアララト山の雄姿。そしてすぐ目の前にはアタテュルクの銅像と冷たいビールが売られている小屋。。一緒に国境を越えたイラン人と一緒に小屋にダッシュし、その場でべろべろになるまで宴会したんですよね。おかげ様で泥酔してバスに乗れなかったという素敵な思い出が(笑)。

と、まあこれ挙げて行ったらキリがないですね。ほんと。
他にもちょっと国境とは違うのですが、北側から板門店に行ったこともめちゃくちゃ印象に残っています。

で、前置きが長くなりましたが今日はですね。。
ブータンとインド間の陸路国境に建つ「ブータン・ゲート」をご紹介させていただこうかなと思っているわけでございます。

ご存じ(?)のようにブータンとインドの間にはオフィシャルな陸路国境が4か所あり、それぞれの場所に「ブータン・ゲート」と呼ばれる門が建っているのですね。
西から順にサムツェ、プンツォリン、ゲレフ、そしてサムドゥプ・ジョンカルの4か所。
この中でもプンツォリンとサムドゥプ・ジョンカルはそれぞれ西と東のメインの陸路国境となりますので越えたことがある方もそれなりにいらっしゃるかな??なんて思いますが、サムツェとゲレフの国境を越えたことがある方は本当に少ないのではないかな??なんて。

という事でこちらが現在4つ建っているブータン・インド間の「ブータン・ゲート」の写真でございます!!

■サムツェ

■プンツォリン

■ゲレフ

■サムドゥプジョンカル

全てブータンに入る前にインド側から撮った写真なのですが、やっぱりこうやって見るとプンツォリンのゲートが一番立派ですよね。
まあプンツォリンはブータン第二の都市ですし、現在はブータン・インド間のメインの陸路国境になっていますので当然と言えば当然なのですが。
ただ個人的には今後ゲレフの街はめちゃくちゃ発展していくんだろうなあ。。と思っています。
空港も出来ましたし、巨大な送電施設も建設されていますし。現在はインド側からもブータン内からも本当にアクセスしにくい場所なのですが、数十年後にはめちゃくちゃ大きな街になっているんじゃないかな??なんて思っております。

さて、実はこれからが本題なのですが、、
この4ヶ所が現時点ではオフィシャルの陸路国境なのですが、当然その他にも地元の人たちが行き来している地元の国境っていうのが存在しているのですね。
正確な数はわからないですがたぶん数十か所はあるんじゃないかな?と勝手に思っております。
まあ、正確な数なんて調べようがないですし、全くわからないのですが(笑)。

という事でついでと言っちゃあなんですが、今日はその他に僕が行ったことがあるブータン・インド間の陸路国境をご紹介させていただこうかなと。

まずはこちらなのですが、、、

サムツェの「シプス」っていう町があるのですが、こちらはそのシプスの近くのインドとの陸路国境線上に置かれているコンクリート製の目印なんですね。
ちなみに実質的な国境はこんな感じの場所。

手前に置かれている二つの大きな石が一応「国境」の目印なんだそうで、奥に見える建物は全てインド側の建物になります。
もちろん出入国検査場も何もないので、地元の方はほんと自由に行き来しておりました。

僕ももちろん(?)インド側のバザールを歩きに行ったのですが、、、
30分程インド側に滞在してブータンに戻ってきたのですが、これって密入国になるんですかね(笑)?

さてもう一か所なのですが、、
ここの国境は越えてない(というか当時は越えられなかった)のですが、まずはインドのアルナーチャル・プラデーシュ州を回っていた時の写真をご覧頂きたいと思います。

タワンからさらに北にあるジミタンっていう場所に向かっていたのですが、たまたま道沿いにこんな看板を見つけてしまったんですね。

もう大興奮です(笑)!
こんなのを見てしまったら行かなくてはならない!!!
マニアの血が騒いたのでしょう。本当はこの道をまっすぐ先に進む予定だったのですが、「左行こうぜ!」って叫んでおりました(笑)。

ここから30km。まあなんとなく想像はつくでしょうが道路状況の問題もあり大体1時間程のドライブでございます。
ガンガン先に進んでいくとインド側にこんな感じのチェックポストがありました。

ここにいた国境警備の軍隊の方に「ブータン行ける??」って聞いたのですね。
そうすると「頑張れば行けるけど、道ないよー。無理じゃない???」となんともゆるーい答え。
いや、ダメ!と言われなかったのでちょっとでも国境越えられるかな。。なんて思ってさらに先に進んでいくと、、

眼下にブータンの村が見えてきました。興奮しますよね。こういう時って(笑)。
で、国境を目指してさらに先に進んだのですが、、、



なんとここで道が終わっているという。。
工事を進めている様子も見られませんでしたし、ここまではしっかりと舗装されていましたのでたぶんこの先道路をつなぐ予定は今のところないのでしょうね。
ちょっと残念でしたが、アルナーチャル側から「車」で行ける一番ブータンと近い場所がここだったんだと思います。
ちなみにここから少し先の山肌を見てみると、、


こんな感じでブータン側の家がすぐ目の前に建っていました。
眼下にはお寺?のような建物も。

これブータン側のどの辺りになるかいまだに詳しくはわかってないのですが、当然地元の人たちは普通に歩いてインド側に来て、ここから車に乗って街まで買い物に行ってらっしゃいました。
まあメラ・サクテンの方は今でも普通に山を越えてタワンに巡礼にいらっしゃったりしてますし。
僕たちが「国境、国境」って言って騒いでますが、ほんとここで生活する地元の方たちにとっては「国境」っていう物は大した意味を持ってないんだろうなあ。。なんて思います。

ちなみにこの場所。あんまり詳しい場所は書けなくて申し訳ないですがこの標識を見ていただければわかる方は大体どの辺りかわかるかな?なんて思います。

このブータン東部のインドとの国境。
いつの日か正式な国境となり、そして観光客にも開放される日が来てほしいなって思います。
そしたらメラ・サクテンを回って、そのままアルナーチャルに入るっていう夢のルートが組めますもんねー。

なんて事を想像しながらニヤニヤしている国境マニアの僕なのですが、さていつの日かそんな日はやってくるのでしょうか。。
オープンしたら真っ先に越えてやるぜ!!なんて思っておりますが、まあまずは現在の状況が落ち着かないとですね。

ここ最近また「第三波」という事で新規感染者が増加していますね。
引き続き手洗いやうがいを徹底して、三密を避ける、マスクを着用する等の個人が出来る感染予防対策を徹底しましょうね!

いやあ、、すいません。めっちゃ長くなっちゃいました。
最後に告知でございますが、11月19日(木)に弊社で開催しているオンライントークイベント「ブータンを知ろう! オンラインで繋ぐブータン」の第7回を開催します。

第7回はブータンの伝統建築や伝統衣装、その他諸々をゆるーく知っていただければなあと。
めちゃくちゃ興味深い内容になるのでは??なんて思いながら、ただいま当日の動画など編集しております。
楽しみにしていてくださいね!!

お申込み方法、その他詳細は下記からご確認くださいませ。

それでは皆さま、素敵な週末をお過ごしくださいませー。

やまな

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