GNHで行くブータンの旅 ~ブータンを旅するキーワード~ 四天王|ギャルツェンシ|護法尊

ブータンをはじめ全チベット仏教圏の寺院・僧院でよく目にする四天王の壁画。

日本や中国・韓国の寺院にある四天王像とは持っている物も表情も異なるチベット仏教圏の四天王は、
仏法を守る護法尊(チョーキン)と呼ばれています。

紀元前2世紀のバールフットにてすでにその存在を確認することの出来る彼らは、
元々インドにて四方を護る神として信仰されていた神々。
お釈迦様の教えを聞いて仏教に帰依し、お釈迦様の入滅後に仏法を護るように託されました。

彼ら四天王は必ずお堂の入り口脇に描かれ、内部に悪い物が入ってこないように僧院やお堂をしっかりと護っています。

持国天(ユルコルスン/ドリタラーシュトラ) 方角:東

仏法を護る「東」の護法尊。顔は白く描かれ、琵琶(ダムニェン)を奏でている姿で描かれます。
持国天はそのダムニェンの素晴らしい音色でこの世界全体を護っているとされています。
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増長天(パクキェスポ/ヴィルーダカ) 方角:南

仏法を監視する「南」の護法尊。青い顔色で剣を鞘から引き抜いた姿で描かれています。
増長天の持つ剣は、逆らう全てのものから仏法を護っている事を意味しています。
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広目天(ミクミザン/ヴィルーパクシャ) 方角:西

「西」の護法尊。赤い顔で描かれ両手に仏塔(ストゥーパ・チョルテン)とヘビを持っています。
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多聞天【毘沙門天】(ナムトセ/ヴァイシュラヴァナ) 方角:北

「北」を護る護法尊。黄色い顔色で描かれる多聞天はとてつもなく多くの富を持つ存在とされています。
左手に持つマングースが加える宝珠はその富を象徴しており、
右手に持つ宝幢(ギャルツェン)を振る事により、その富を多くの人に分け与えているのです。
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※読みは左がチベット語、右はサンスクリット語
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