やまなでございます。
さて今週も水曜日がやって参りました。
そうです。本日は「ラダック・ザンスカールの見どころ紹介」の日ですね。
気が付けば本日は第15回目。まだまだ先は長いのですが、このご紹介が終わるのが先か、コロナがある程度落ち着いて海外旅行が出来るようになるのが先か、、、
まあ先の事を考えていても仕方がないので今日も張り切ってまいりましょう!!
先週インダス川対岸の僧院はここ数年あまり訪れていないって書いてましたが、スタクナ僧院とヘミス僧院はそれなりにお参りさせてもらっております。
そうなんです。ご存じの方も多いと思いますがこのスタクナ僧院はブータンと非常に深いかかわりがある僧院なのでございます。
という事でいつものようにまずはパルダンさんの説明からどうぞ!
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■スタクナ僧院
スタクナ僧院はレーから約25kmの距離、インダス川の対岸に位置しています。
この僧院は、ジャムヤン・ナムギャル王により1580年頃ブータンから招聘された偉大な学者であるチョスジェ・ジャムヤン・パルカルに捧げられた宗教的な土地の一部に建っています。
王は彼を自身の最初の師とし、この僧院を虎が空に向かい飛び立とうとしているような形の丘の上に建立しました。
その為、この僧院は「スタクナ(虎の鼻)」と呼ばれています。
スタクナ僧院で最も重要な仏像は大理石の神聖な観音菩薩像です。
また、この僧院ではチャム(仮面舞踊)などは行われませんが、法要を主としたお祭りは行われています。
約30名の僧侶が暮らすこの僧院の僧院長は、歴代のスタクナ・トゥルクが務めています。
スタクナ・トゥルクはブータンのドゥクパの教えを護り、人々に伝え続けています。
スタクナ僧院の分院はチャンタン高原にムッド僧院とスキッドマン僧院が、そしてザンスカールにスタクリモ僧院、バルダン僧院とサニ・カルがあります。
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レーからインダス川沿いを走り、スタクナ近くの橋を渡ると目の前に「虎が空に向かって飛び立とうとしている」丘と、その上に建つスタクナ僧院が見えてきます。
僧院の雄姿を正面に見ながら車で丘の上に登っていくと駐車場があり、そこからマニ壁に沿って少し歩くと僧院の入り口に到着。
ちなみにこちらは駐車場近くからインダス川の方を見た景色。
ほんとこの乾いた大地と青い空は何度見ても素晴らしいですよね。
そして当然の事なのですが、木々が育つにはやっぱり水がいるんだなっていうごく普通な事を改めて実感させられます。
他の多くの僧院は、入り口を入ると広い中庭が広がっていることが多いのですが、このスタクナ僧院は入り口を入るとこんな感じでいきなりお堂のど真ん中に入ります。まあ中庭と言えば中庭なのですが本当に小ぢんまりとした中庭なんですね。
パルダンさんの説明にもありますが、このスタクナ僧院ではチャムは行われていません。だから広い中庭は必要ないのかな?なんて思ったり。
この階段を上がった正面が本堂なのですが、入り口近くにはオオカミのはく製が飾られ、左右の壁には美しい四天王と六道輪廻図が描かれています。
そういえば昨年訪れた時このオオカミを見なかったような。。。まだあるのかな??
こちらが正面のお堂の内部。
正面にはドゥクパの祖師が描かれていますが、よく見るとブータンの宗教界の最高権威であるジェ・ケンポ大僧正のお写真も飾られています。
左手奥の小部屋がこちら。こちらはにパルダンさんの説明にあった大理石の観音菩薩様や、その他にも非常に貴重な多くの古い仏像が祀られています。
このスタクナ僧院で最も重要なお部屋の一つですね。
1枚目の写真とよく見るとブータン・ヌルタムのお札があるのがわかります。多くのブータン人がこのスタクナ僧院に巡礼にいらっしゃっています。
ご本尊の三世仏。
そしてブータンを訪れたことがある方なら絶対にご存じ(だと思う、、、)のシャブドゥン・ンガワン・ナムギャルの像。
ブータン建国の祖と言われる方ですね。
こちらの本堂だけでもしっかり見れ30分から40分はかかるのでは、、なんて思っています。
その他にもこのようなチョルテンや壁画も見られますし、
グル・リンポチェを祀るグル・ラカンや、ターラーを祀るドルマ・ラカンもしっかり見学いたしましょう。
先週ご紹介させていただきましたマト僧院と同じく、このスタクナ僧院もゆっくりお参りして1時間位必要ですね。
お参りを終えた後は再度マニ壁に沿って歩いて駐車場に戻ります。
パルダンさんの説明にもありますが、この僧院の僧院長は歴代のスタクナ・トゥルク・リンポチェ。
現在の第13代スタクナ・トゥルクはまだお子様なのですね。
数年前にザンスカールのサニ・カルのお祭りでお会いしたのですが、その目力のすさまじいこと。。。
ほんと引き込まれてしまいそうな不思議な魅力を持つ方でございました。
その時のリンポチェのお写真もあるのですが、それはまたの機会に。
と言うことで本日最後の一枚はこちら。
マニ壁の中にいらっしゃったシャブドゥン・リンポチェでございます。
やまな
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