こんにちは。
毎週月曜日に更新しているブータンの見どころ紹介。
本日は第11回目になります。
先週最後に「次回こそはタントンギャルポ繋がりで!」的な事を書かせていただきました。
はい。今週はちゃんとタントンギャルポ繋がりのこちらのお寺を紹介させていただきたいと思います。
こちらも内部の写真撮影が禁止されていますので外からのみの写真になりますが、、
それでは参りましょう!
タチョガン・ラカン
パロからティンプーへ車で向かうルートでは、ボンデの集落を通り過ぎ、美しい農村地帯を走り抜けていくとパロ・チュ(川)沿いに建つ大きな寺院が見えてきます。
このお寺はブータン各地に鉄の橋を架けたドゥプトゥプ・タントンギャルポにより建てられました。
現在の橋は2006年に修復されたもので、タントンギャルポが架けたものではありませんが、この橋を渡って15分ほど歩くと僧院に到着します。
現在ブータン内には現役で利用されているタントンギャルポが架けた橋は残っていません。
ただ、お隣インドのアルナーチャル・プラデーシュ州では現在もこのようにタントンギャルポが架けた橋が実際に使われています。
この僧院は隣接する民家が管理しており、内部にはタントンギャルポゆかりの品が多数納められています。
僧院の奥、崖の中腹に建つ小さな黒いお堂は、この寺院で修行する僧が瞑想するためのお堂。
道路から遠望で写真撮影をすると、お寺の近くに唐辛子の畑があることがわかります。
畑は夏には青々と、秋には唐辛子を乾燥させる行程で真っ赤な地面となっていることもあり、なんともブータンらしい風景を見ることができます。収穫した唐辛子を乾燥させるために畑に広げているのです。
さらにはこのエリアでは、しっぽの長いラングールモンキーの家族の姿も頻繁に目撃されています。
道路から写真撮影をするのもよいポイントですし、車を降りて少し歩いて吊橋まで行くとフォトジェニックな写真が撮れると人気です。
タントンギャルポの壁画も吊橋の土台のところにあるので、ぜひお髭の姿をのぞいてみてください。
また、昔から行われていた巡礼のルートの一つにタチョガン・ラカンからパロ方面へ歩き、キチュ・ラカン、ヘディ・ラカンと三つの寺院の参拝を一日で歩いて行うものがあります。
この巡礼を実際に行うとなんと距離は48キロメートル。所要時間は13時間程度と結構ハードな巡礼コースなのですが、信仰深い方々は今も歩いて巡礼しています。
朝早くこの辺りを歩いている人がいたとしたら巡礼中の方かもしれませんね。
このタチョガン・ラカン。
道沿いに車を止め、写真撮影をされたことがある方は多いと思いますが実際に橋を渡り、お寺の内部を見学したことがある方は少ないんじゃないかなあ。。と思います。
内部に納められたタントンギャルポゆかりの品も素晴らしい物ですし、なんといってもお堂の雰囲気が本当に素晴らしいんですよね。
パロからティンプーへ向かう途中、或いはティンプーからパロに戻る途中でも。
少しここで時間をとってゆっくりとタチョガン・ラカンの見学を楽しんでいただければと思います!
ということで今日のご紹介はこの辺りで。次回はどこをご紹介させていただこうかな。。
乞うご期待でございます!
最後になりますが昨日開催いたしました「オンラインで繋ぐブータン 第3回 パロ国立博物館バーチャルツアー」。
多くの方にご参加いただき無事に終了いたしました。厚く御礼申し上げます。
昨日お時間の都合でご参加いただけなかった方は下記からぜひご覧くださいませ!
それでは今週も素敵な一週間を過ごしましょうね!!
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