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こんにちは。
今回もかわいいフリー素材集「いらすとや」さんのイラストで世界の国を紹介します。今回は国ではなく島の名前になります。それでは行ってみましょう~。

今回ご紹介する「島」の面積は東京都の約2.5倍、人口は約320万人、日本からは直行便で約7時間30分で到着です。気候は熱帯性気候で、乾季と雨季の2シーズンに大別されます。

島には最高峰アグン山(約3,142m)や、バトゥール山(約1,717m)などの活火山があり、特にアグン山はここ数年でも活動が盛んな時期があります。

人気のハイキングは、深夜から登り始め頂上でご来光を眺めるバトゥール山。洞穴からの地熱の水蒸気を利用し、ガイドさんがバナナや卵を蒸した朝食を準備してくれます。

登山も楽しめますが、島なのでビーチでの海遊びも充実していて、山よりも水遊びがメジャーです。シュノーケリング、スキューバダイビング、サーフィンも楽しめて、周辺の島々ではウミガメの放流も行っています。

アジアでは唯一、赤道が通過している国です。熱帯のジャングルでは植物が良く育ち、沿道には大きなガジュマルの木々が育ち、各家庭でよく見かけるのは香しいプルメリア

南国フルーツも豊富でドリアンやジャックフルーツ、マンゴスチンやマンゴーなどが有名ですがおすすめは、島の特産サラック‼

見た目が茶褐色で、表面はざらざらしとしてヘビ柄に見えることから「スネークスキンフルーツ」と呼ばれます。皮をむいて食べると、シャリシャリとしてリンゴのようです。さらに、朝ご飯にはジャムゥと呼ばれるハーブで作られたジュースを飲むと元気になりますよ。ジャムゥは伝統療法にも使われていますが、各家庭でもつくります。

島の料理の代表的な味付けは、スパイスと香りある生薬と唐辛子、椰子の砂糖を使います。甘さと塩味、生薬のバランスは食べやすいです。そして島の人々の大・大・大好物は、特別なハレの日にいただく、

バビ・グリン(小豚の丸焼き)」です。この島はインドネシアにあり、国の大半はイスラム教信ですが、ここでは独自のヒンドゥー教を信仰で豚肉も食されています。

お茶は「テー」、コーヒーは「コピ」と呼びます。コピの飲み方はドリップ式コーヒーとは違い、細かい粉末にした粉をそのままに砂糖とお湯を注いで混ぜます。そして、コピの粉が底に完全に沈んだら、飲んでみましょう。

インドネシアはコーヒーの生産が盛んで、世界第四位の生産量を誇りますが、珍しいのはルアック・コピ。ルアックとはジャコウネコのことで、その糞からとれるコーヒー豆です。ちょっとびっくりしますが、超高級品なんですよ‼この島でもお土産として良く売られています。

寺院も数えきれないほどあり、そこから発展した文化も有名です。ガムラン音楽や踊り(レゴンやバロン、ケチャック)や、特別な儀式の前に悪例を静めるための闘鶏もあります。
お葬式は大変立派でお金もかかるため、セレモニーとして村ごとに決められた時に一度に行われ、数年に一度、3か月程度をかけて村人で準備をします。また年に一度、新年ニュピには、国際線の運航も全便ストップ、夜は明かりもつけず観光客も島の人々もただひたすら静かに過ごし、神様と新年を迎える習慣が今もあります。

島には世界遺産が数か所ありますが最初に登録された、最も有名なのが水利のシステム・スバック。スバックは、8~9世紀に形成され千年以上にもわたり現在でも続く、田に水を配分するシステムです。この島では、水は万物の源とし、日々の信仰のお祈りでも特に水に重点をおきます。

スバックは各村や集落で組織となり、各地で寺院を作り、取水堰にも祠や祭壇を作って、稲の神と水の神に豊饒を祈ります。気候の良さに加えこの給水のシステムにより、ここでは三期作が可能で、田植えから収穫まで100日間で行えます。

神々が住む島」と呼ばれるほど信仰が深く、森羅万象に神が宿ると信じられていますが、その中には「トリヒタカラナ」の哲学が根付いていています。

古代サンスクリット語で「トリ」は三つ、「ヒタ」は安全・繁栄・喜び、「カラナ」は理由、一言でいえば「幸福な生活に必要な三つの要素」のこと。

彼らにとっての三つの要素とは「神」と「人」と「自然」で、この三つが調和することで、人々は幸福に生きることができると考えています。また、彼らにとっての自然は、日々の生活で目にする動植物や景色だけでなく、空気や大気圏、広大な宇宙をひとつの自然ととらえます。

この島で暮らした時に、島の人々から聞いたお話をご紹介します。

「良いことが起きれば嬉しいけれど、いつか悪いことも必ず起きる。今の自分が恵まれている状況なら、今、不運な人を助けてあげることで共存できる」

「世の中は調和・ハーモニーが大事。陰と陽、太陽と月、男と女、そういった相反するものが存在して互いに支え合うことでバランスをとるんだよ」

「自然の作物をすべて取ってはいけないよ。神様に感謝をして、そして鳥や他の動物のために作物を残すと、バランスがとれてまた次も豊作になるよ」

これらは、トリヒタカラナの思想です。

この島を一般的なイメージでわかりやすく伝えてみると・・・「女子旅やカップル、家族旅行でも人気。ビーチや高原、山間部もあって、近代的に発展したエリアもある。雑貨めぐり、買い物、アート作品も楽しめ、エステなどのマッサージで癒されるし、ヨガや瞑想で心落ち着くこともできる。寺院や伝統的な習慣は町のいたるところに残り、異国情緒も感じる」島です。

お分かりですか?

正解は、バリ・ヒンドゥー教を信仰し神々が住む島、州都はデンパサール・・・インドネシアのバリ島です。
オムスワスティアストゥ・バリ!(こんにちは、バリ!)

バリ島は、海外旅行が初めての方も楽しめるし、知れば知るほど奥深い神秘の島です。

いらすとのイメージを見ながら「次にどこに行こうかな」と、海外旅行が気軽に身近になる日が楽しみになることを願い、毎週金曜日に更新してきたこのシリーズですが、今後は不定期になります。

このシリーズは海外旅行を楽しむ皆さんの多くに馴染みのある場所でも、あまり知られていないような文化があったり、違った角度からそこを見ると新たな発見があったり、今まで聞いたことはあってもあまり興味がわかなかった場所にひかれる部分があればいいなぁと思いながら、私自身も多くの気付きがあるシリーズです。

そしてGNHトラベル&サービスでは、ご紹介した場所・国への渡航手配も(現在の渡航制限が改善されれば)、行っています。

毎週更新の最後にバリ島を選んだのは、人間が生きていくために動植物との関わりあいが不可欠であり、さらに自然に対字数るとらえ方が地球、さらにそれを超えて宇宙全体のバランスを考えていることに改めて驚きました。

ぜひ、訪問をしてトリヒタカラナの思想を感じてみてください~♪

キトト

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