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こんばんは。

首都ティンプーにあるお寺チャンガンカ・ラカンは、今年の6月初旬から寺院周辺のインフラ整備および仏教の重要な法要のため、一時的に観光客に対して内部入場が制限されていましたが、無事に準備が整い、観光客も入場ができるようになりました。

12世紀頃に創建された歴史と伝統がある古刹チャンガンカ・ラカンは、観光ツアーの日程に組まれることも多いため、訪れたことがある方もいらっしゃるかと思います。ティンプー市内のチャンガンカ地区の小高い丘の上にあり、今回の整備で駐車スペースも増えたようです。

チャンガンカ・ラカンはティンプー市民にとっては小さなころから馴染みのあるお寺であり、赤ちゃんが誕生するとこのお寺に参拝して守護尊ドムツァップに「新しい家族が増えました。あなたがお護りくださっているこの谷の一員となりました。よろしくお願いします」と報告をしてお参りをするそうです。

子供の名前をお坊さんから授かることが多いブータンの人々ですが、チャンガンカ・ラカンからいただく名前は「タンディン」さんが多いそうです(噂によると次いで「ソナム」さん!?)。ブータンにはこういった風習が残り、例えばプナカのチミラカンからいただいた名前は「キンレイ」さんが多いですね。ブータンでティンプー出身のタンディンさん、プナカ出身のキンレイさんに出会ったとしたら「もしかして・・・」と聞いてみるとこれらのお寺に繋がる可能性大です。

チャンガンカ・ラカンにある仏教の経典は他のお寺のものよりもサイズが大きく迫力があり、この経典をすべて読む儀式なども行われ、また秋にお祭りも行われています。今年は特別な法要もあったそうで、現地スタッフから写真を送ってもらいましたあったそうで、現地スタッフから写真を送ってもらいました。

お寺の境内は広くはないのですが、続々と観客も集まってきました。

写真・真ん中の仮面の方が守護尊ドムツァップす。通常の参拝時には近くに寄るのは難しいですが、この日は特別です。

外壁も化粧直しを行ったようにきれいに見えますね。

お寺への道路の側にはアパート等の建物があり、空き地のスペースで人々へのブレッシング(祝福)を行う様子。お坊さんが守護尊の仮面や仏像を運び、地元誰に対してもブレッシングを行い聖水や供物を配ります。ブータンの人々にとって生活と祈りが身近にあることを感じさせてくれます。

みなさんもチャンガンカ・ラカンへ訪れた際には、守護尊ドムツァップさまにご挨拶なさってみてくださいね。他にもお堂には大変美しい十一面観音像、壁画もあり、ご利益があること間違いなしです。

キトト

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