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やまなでございます。

皆様この連休はいかがお過ごしでしたでしょうか??
僕の方は相変わらずでよーくビールを飲ませていただいた連休でございました。
さすがに飲み過ぎたので週末までの3日間はドライデーにしようかな??なんて思っていたり、、でも仕事が終わったら飲んじゃうでしょうね(笑)。

さて、おかげ様で先週末から多くのお客様よりGo To トラベルキャンペーンを使った国内旅行のご相談を頂戴しております。
色々やらせていただいているのですが、やっぱり鉄道や航空機も対象になる分、うちのようなキャンペーンに参画している旅行会社を通していただく方がお得なのかな?と。
国内旅行のご相談もお気軽に頂ければと思いますのでよろしくお願いいたしますね!

という事で今日は水曜日。「ラダック・ザンスカールの見どころ紹介」の日でございます。

本日は前回ご紹介させていただきましたチェムデ僧院の少し先。
タクトク僧院をご紹介いたします。


■タクトク僧院

タクトク僧院はレーから約46km離れたサクティ村に位置しています。
この場所に僧院が建てられる以前は、大成就者であるクンガ・プンツォクが瞑想した洞窟がありました。

ラダック第31代の王であるツェワン・ナムギャルの時代、チベットのカム地方からカトク・ツェワン・ノルブがラダックを訪れたことにより僧院は繁栄し、以降タクトク僧院はラダックにおけるニンマ派の中枢となっていきます。

僧院の天井と壁は岩でできていることから、タクトク又はパドマリンゴンという名前が付けられました。
僧院には約40名の僧侶が住み、9月28日と29日には神聖なチャムが舞われるお祭りが開かれています。

以前は転生活仏が僧院長を務めることはありませんでしたが、現在は歴代のタグルン・トゥルクが僧院長を務めており、僧院の僧侶たちはインド由来の白占星術と共に中国由来の黒占星術も学んでいます。

タクトク僧院からそれほど遠くない場所には、カスパンと呼ばれる聖地があります。
カスパンはギャルワ・コツァンパが瞑想した場所と言われており、現在でも数名の僧侶が住み、ここで瞑想をしています。

さてこのタクトク僧院。
最近は訪れる方はあまりいないのかな??という印象を持っていますがいかがでしょうか。
先週も書きましたが、以前はヘミス、チェムデ、そしてこのタクトクと合わせて訪れる事が多かった記憶があります。
写真などを見返してみると僕も最後に訪れたのはなんと2012年の事のようでして。。
ここ最近は行けていないのでそれを踏まえてお読みいただければと思います。

先週ご紹介させていただきましたチェムデ僧院からさらに先に進んでいくとパンゴン・ツォ方面へと向かう分岐点がありますね。
ここで曲がらずにさらに少し直進すると正面にこんな感じでタクトク僧院の姿が見えてきます。

さらに近づいていくと僧院に到着。ゆっくり歩きながら僧院内に入っていきます。

僧院に入るとまずはお祭りが行われる中庭があり、その先に僧院の建物が。

こちらは修復前のお堂の様子。

そしてこちらは修復後(と言っても2012年ですが、、、)のお堂の様子。
外壁もそうですが、天井や窓枠などスッキリとしましたね。もちろんお堂の内部も新しくきれいになっておりました。

ちなみに僧院から来た道の方を見るとこんな感じの景色が広がっています。
しつこいですがやっぱり冬のこの凛とした空気感は何とも言えないですね。素敵だ。。。

お堂の中は壁一面に美しい壁画が描かれ、やはり”パドマリン・ゴン(パドマサンヴァバがいるゴンパ)”の名前の通り、パドマサンヴァバの像が納められています。





最後の一枚は人間のエゴを生み出す物。般若心経にも「無眼耳鼻舌身意」という文言がありますが、まさにそれを現しています。
パルダンさん曰く「やまなはこれが多すぎるからイカン!!」と(笑)。

はい、、努力しますがハードルは高いですよね。。美味しい物食べたいですし、美味しいビール飲みたいですし。。頑張ってはみます(笑)!

さてパルダンさんの説明には「僧院の天井と壁は岩でできていることから、タクトク又はパドマリンゴンという名前が付けられました」とあります。
先ほどの写真を見ていただいても「どこが??」という感じだと思いますが、最奥にある本来の僧院はこんな感じなのでございます。


バターランプのすすで真っ黒にすすけた天井には、巡礼者が貼り付けて行ったお札や硬貨が。
昔僕も100円玉を貼らせてもらった記憶があるのですが、今ものこっているのでしょうか。。。

こちらもこの洞窟内に納められていたパドマサンヴァバの像。

古いチャムのマスクもありました。これはチティパティのマスクですね。

パルダンさんの説明の中にあった「占星術」なのですが、チベットの占星術には黒と白があるんですね。
で、白はインドから来た占星術。ブッダの教えに関係があり、人々にとって有益な占星術。
黒は中国から来た占星術で、呪いをかけたり、人にとって害をもたらすことが出来る占星術なんだそうです。
この両方を学ぶことでバランスを取っているんだろうなって思います。うーん、、やっぱ深いですよね。難しいっす。。

このタクトク僧院。
それほど大きな僧院ではありませんのでゆっくりお参りしても1時間弱ってところでしょうか。
ただせっかくここまで来たのであればパルダンさんもおっしゃっている「カスパン」へも是非足を運んで頂きたいなと思います。

さてカスパンでございますが、こちらもあまり訪れた事がある方は少ないんじゃないかな。。って思います。でも僕は個人的にすっごい好きな場所なんですね。
今まで5度くらい訪れており法要をしてもらったこともあるのですが、なんと言うんだろう。。聖地感で溢れかえっていると言いますか(笑)。
訪れるまでの道も良くないですし、標高も4000mくらいあるのですが交通手段、高度順応、そして時間に問題が無ければ是非足を延ばしてくださいませ。

こちらがカスパンまでの道。こんな谷を延々と上っていきます。

カスパンの全景。

こちらがカスパンの堂内の様子でございます。ミラレパが祀られていますね。


パルダンさんもおっしゃっているようにカスパンには現在も数名の僧侶が住み、日々瞑想を実践されています。
ここを訪れる度にお話しをさせていただくこちらの老僧侶。今年はお会いできそうにないですが元気にされているかなあ。。

実際にぜひ足を運んで頂き、この聖地カスパンの空気感に触れていただきたいなあ。。なんて思っております。

という事で本日最後の写真はこちら。

カスパンの周辺にはマーモットがいっぱい住んでいるんですね。で、僧侶たちが食べ物を与えているので良い意味で人慣れしています。
この距離感と無防備な姿。。。たまらんですねー。

マーモットと触れ合うのであれば(色んな病気とかもあるらしいのでお勧めは全くしませんが)カスパン一択でございますよ!!

やまな

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