こんばんは。
先月末にブータンの15歳の女子中学生のナムゲ・チョデン(Namgay Choden)さんが日本語でブータンの魅力を紹介する動画について書きました(こちら)。この動画は「南アジア日本語ショートフィルムコンテスト2019」のエントリー作品で、南アジアの国々の日本語学習者たちが日本語で自国の好きな街を紹介するショートフィルムを作成・YouTubeに公開し、動画についた「いいね」の数で受賞を決めるというものでした。
そして、先日、結果が発表されました!
ブータンの首都ティンプーをめいっぱい元気よく紹介してくれた日本のラーメン大好きチョデンさんは・・・・
第一位!最優秀賞を受賞しました♪ おめでとうございます! タシデレ~~。
このブログをご覧の方で「いいね」を押してくださったかたがいらっしゃったら、ありがとうございました。
さてもう一度、動画を見てみましょうかね♪ テーマは「私の好きな街」。
何度見ても3分間の中で彼女がブータンの魅力を自分自身で日本語で伝えたい!というフレッシュな気持ちが伝わってきます。
エントリーされた数は30作品。私はこの作品以外にも全作品を見ました。最初にチョデンさんの作品をみて大変良くできているなと思いましたが、他の作品をチェックせずに比較するのもどうかなぁ・・と思ったのがひとつ、そして何よりも南アジアの若者たちがどんな切り口で自分たちの街を紹介してくれるのかな、どんなふうに日本語を話すのかと興味をかきたてられたからです。どの作品も創意工夫と努力が感じられて、一生懸命作ったものでした。
ブータンの人たちは、一般的にとても言語能力に長けていると言われています。専門的なことはわかりませんが、やはり国内で話されている共通語が多いことがその理由としてあげられてます。ブータンの公用語はゾンカ語ですが、共通語として母語として話されている言語は東ブータンのシャショッパ、ネパール語や英語など4つあり、更に各々の谷の言葉もたくさん、たくさんあります。
いっぽう私はなかなか他の国の言葉を習得できません。日本人だから、、、という理由ではないのですが(涙)不得意です。でも、海外旅行をすると感じることー「言葉の違い」「現地の言葉が話せなくても意思疎通ができた時の喜び」「現地の言葉で挨拶をした時に喜んでもらえたこと」「言葉がわかればもっと知りたいことがわかるのに、というもどかしさ」など、いろんな感情が沸き上がります。言語はコミュニケーションに不可欠で、でもそれがすべてではなくて・・・
弊社で手配をさせていただくブータン旅行では日本語ガイドが同行するので意思疎通はスムーズに行えますが、それでも「民家を訪問した時におじいちゃん、おばあちゃんと現地の言葉で話したい、伝えたい!」と思い、ガイドさんに現地の言葉を教えてもらうことも頻繁にあります。どんなに下手でも「感謝を伝えたい気持ち」があると通じることが多いし、それに話したい気持ちがあると現地の言葉も覚えやすくなる、と信じながら。
チョデンさんの動画を見て、私もいろんな国の言葉を話せるようになりたい!と思いました。チョデンさん、日本語を選んで日本の私たちに伝えてくれてありがとう。
本当にグランプリ受賞、おめでとうございます!
キトト
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