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こんにちは。

まだまだ新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されますが、いかがお過ごしでしょうか。GNHトラベル&サービスのスタッフは元気に過ごしておりますが、みなさまも体調を崩さぬよう気をつけてくださいね。

さて今日はブータンから届いた写真をみなさんにもご紹介します。

今回、この写真を送ってくれたのは古都プナカで働くホテルのブータン人のスタッフからです。「今は世界各国で新型コロナウィルスの問題に向き合っていて、みんなで協力をしなければいけない時だね」とメールをすると「今日はプナカ・ツェチュ祭が開催されているから、お祈りをするには良いタイミングだしご利益があると思う。写真を撮ってくるから、いろいろな人に見てもらいたい」と送ってきてくれました。

2020年3月6日、プナカ・ゾンで開催されたツェチュ祭の最終日の様子です。

送ってくれた今年の様子を見ると、外国からの観光客もブータン国内の参拝者も例年よりも少なく、ブータンの人々もマスクをする姿が多かったりすることがわかります。もともとツェチュ祭の会場は埃が立ちやすいのでマスクを使う人も多かったのですが、今年は新型コロナウィルスの感染対策としても使用されているようですね。

外国人の私たちからすると、ツェチュ祭はお祭りなので、華やかで楽しいイメージがまず最初に浮かぶと思います。ブータンの人々はこの日のために自分が持っている衣装の中で最も豪華な民族衣装を着たりアクセサリーを纏ったり、家族や親類・知人と集う楽しいひとときでもあります。華やかであるのと同時に、真摯で静謐な仏教儀式としての意味合いもツェチュ祭にはあります。

ツェチュ祭の演目には僧侶によって執り行われる踊りや仮面舞踊、演奏、パントマイム的な劇、護摩を焚いたりと仏教の法事や教えに沿った儀式も多くあります。実際に人々が見る機会が与えられている部分だけではなく、祭りの開催中はお寺の内部でも特別な読経などが続けられています。ツェチュ祭を見学することは、仏教の教えを改めて習い、信心を新たにする機会にもなっています。

こうやって「ご利益を、祈りをみなさんにも感じてほしい」と写真を送って共有してくれるブータンからの優しい想いに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今回のような特定の国や地域だけでは解決ができないような世界規模での大きな問題に対して、生きとし生けるもの、人種や国を超えた人類、それだけでなく動物にも環境を守ることを仏教の教えとして生活に根付いているブータンの人々のほうが、私よりももっと根本的なことを捉えているなと思いました。

冷静を保つように日常運転で過ごしながら、世界が良い方向に向かうようになるよう願うばかりです。

そして、「お坊さんが白マスクをしてサングラスをすると、あれ、ファッショナブル!」とほっこりした写真も載せておきますね。

キトト

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