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やまなでございます。

皆さまいかがお過ごしですか??
現在弊社も新型コロナウィルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言を受け、時短営業&完全テレワーク体制にいたしております。
ご迷惑をおかけしておりますが何とぞご理解のほどよろしくお願いいたしますね。

まあいろいろと旅行業界にとっても大変な状況ではありますが、、、
毎日自宅のある日野にこもって、時間がたっぷりと出来た今しか出来ない事にがっつり取り組んでおります。
これはこれでそれなりに充実しており、おかげ様で毎日ほどほどに忙しくさせてもらっております。

過去の写真の整理だったり、今後また旅行が出来るようになった時のための諸々の仕込みであったり、お客様からご依頼いただいた先の国内旅行の手配であったり(あ、うち一応国内も出来ますのでお気軽にお声がけくださいませ!)。
そんな感じなのですが、、

ふと「あ、これ絶対今やるべきだわ。。」と思い出したことがありまして。

まずは下記以前のブログをご覧頂きたいのですが、

”えっらい事を思い出しました。。。オムマニペメフム”

2015年1月って。。どんだけ前やねん!!って思いますよね。
はい。僕もそう思いました(笑)。

そうです。
ついにラマ・ツプテン・パルダン師の著作
「A Guide to the Buddhist Monasteries and Royal Castles of LADAKH , Copyright by Thupstan Paldan 1976」
をちょっとずつ日本語にしてみようと動き始めてみました!!
まあもちろん本職ではないですし、ちゃんと翻訳は出来ないだろうなあ。。と思ってたりします。
そして正直何年かかるかわかんねえなあ。。とも思っていたりしております。

まあでもちょいちょいと自分の出来る範囲で日本語にしていけたらいいかなって感じでゆるーく始めてみた感じなのでございます。

この本。1976年に初版が発表され、その後増刷や改訂を重ね、2019年に最新版が出ております。
僕の手元にあるのは昨年パルダンさんから直接もらったその最新版。こちらをゆっくりと日本語にしていきつつ、、、

で、せっかくなので最初に手を付け始めたラダック、ザンスカールの僧院等の説明部分を週一位でご紹介できればと。

ということで先日はブータンの見どころ紹介をスタートしてみましたが、本日はラダック・ザンスカールの僧院・王宮紹介 by ツプテン・パルダン(とわたくしの個人的な見解等など)をお届けいたします!!

こちらの記念すべき第一回目は、、、
皆さまご存じの「アルチ・チョスコル」でございます!

それではまずパルダンさんの案内からどうぞ!
(まずは著作の表記をそのまま日本語にしております。師の著作なので現時点では推敲はしておりません。あらかじめ)



※アルチ・チョスコル

大翻訳官ローツァワ・リンチェン・サンポによって創建された僧院やストゥーパ、彼にゆかりのある洞窟はラダックに多数ありますが、その中でもアルチ・チョスコルは最古にして最も有名な僧院です。
当時、リンチェン・サンポによって西チベット3国”ンガリ・コル・スム(グゲ、ラダック、ザンスカール)”に合計で108の僧院が建てられました。
その一つであるアルチ・チョスコルはラダックの中心地・レーから69km西、サスポール村の南側、インダス川の対岸に位置しています。

この僧院は、約1000年前にリンチェン・サンポによって創建されました。
大日堂、翻訳官堂、文殊堂、そして三層堂の4つのお堂からなり、大日堂のご本尊は大日如来を主尊とした金剛界五仏の塑像。
そしてその周囲には多くの眷属が配置され、美しい壁画や木彫りの装飾が施されています。

リンチェン・サンポはこの僧院を建てるため、当時の仏教の中心地・カシミール地方より32名の仏師や画家、彫刻家をこの地に招待しました。
そのためアルチの素晴らしい壁画は、チベット様式ではなく伝統的なカシミール様式で描かれていますが残念ながら彼らによって創建された多くの僧院は今では廃墟となってしまいました。

また、リンチェン・サンポが使っていた杖は自身の手によってアルチ・チョスコルの近くに植えられ、それが今では巨大な柳となっています。
この柳はラダックで最古の木であると考えれています。

リンチェン・サンポによって創建されたその他の僧院のうち、マンギュ僧院とスムダ僧院はアルチ・チョスコルと同じ様式で、主尊は大日如来、そして様々な仏像や美しい壁画で埋め尽くされています。

うーん。。こんな感じなのですが、、
まあ本職じゃないですから雰囲気が伝わればいいですよね(と言い訳してみる)。うん。

さて皆さまご存じ(?)のアルチ・チョスコル。
「チョスコル」とはラダック語で「聖なる場所」って感じの意味でしょうか。
グゲ王国に由来する大僧院にはこの「チョスコル」って名前がついている場合が多いのですが、ラダックだと他にニャルマもチョスコルって呼ばれます。

僕が初めて訪れた20数年前はレーからめちゃくちゃ時間をかけて訪れていたのですが、今は道路状況も良くなり車だと1時間ちょっとで到着できるようになりました。
そのため結構レーから日帰りで訪れる方も多いのですが、、、僕のお勧めはやっぱりアルチで一泊して、朝の静かな時間にゆっくりと見学すること。
レーからの日帰りだとちょうどお昼前の一番混み合う時間にあたり、堂内の素晴らしい仏教美術をゆっくり見学するのも難しいですからね。

ちなみにアルチの村にはちゃんとしたホテルもありますし、ゲストハウスやホームステイもたくさんあります。
が、シーズン中(6月~9月半ば頃)はめちゃくちゃ混み合っているので事前にちゃんと予定をたてて宿の予約をしてから訪れたほうが安心ですね。

それではゆっくりとアルチ・チョスコルを見ていきたいと思います!

まずアルチ・チョスコルの敷地内に入る少し手前に上のパルダンさんの説明にもあるように柳の木が生えています(ちゃんと看板もありますのでスルーすることはないはず)。

この木。ラダック中どこを探しても他に同じ種類の木が生えている場所は無いのだとか。

この杖の柳からさらに先に進み、チョスコルの敷地内に入る手前に

こんな感じの仏塔(チョルテン)が見えてきます。
ここから右に行くとチョスコルへの入り口。左に向かうとぐるっとチョスコルをコルラしながら一周する巡礼路になっています。
ちなみに左手に向かってぐるっと回っていくと、、、

目の前にはバーンとインダスの流れが見えてくるんですね。こんな感じ。

さらにずっと歩いていくとこんな感じでマニ車が並ぶところを通ります。

この先がアルチ・チョスコルの敷地内。
せっかくですからまずはぐるっとコルラしてからチョスコルへ入りましょう。

チョスコルに入ると正面に独特な形をした仏塔が見えてきます。
ここは後程ご覧いただいた方がいいかなあ。。でも絶対にスルーしないでくださいね。
仏塔の中にまた小さな仏塔。そしてラテルネンデッケの天井にはすんばらしい壁画が描かれています。


他の場所ではあんまり見たことが無い形をした仏塔ですよね。
そうです。リンチェン・サンポとそのお弟子さんたちが建てた仏塔はこんな形をしていることが多いんですね。
この近くだと他にマンギュとかスムダ、廃墟になっちゃってますがニャルマ等で見られます(他にもありましたっけ??)。

さてアルチ・チョスコルには4つのお堂(と新しいお堂が1つ)があるのですが、やっぱりゆっくりと時間をかけてみていただきたいのは三層堂(下)と大日堂の2つ。

この2つの堂内の仏教美術。
ぜひじっくりと時間をかけて見学してくださいませ!
あ、中には一応電気もありますが懐中電灯は必携ですのでお忘れなく。
本当に素晴らしい仏像と壁画で埋め尽くされております(現在写真撮影は禁止されてますが、、)。

ちなみに三層堂の内部はカシミール様式の仏像と仏画。
大日堂の内部には立体の金剛界五仏の仏像と大日如来を主尊とする金剛界五仏の曼荼羅が描かれています。

まあ仏像や壁画に関しては写真もないですし、めちゃくちゃ長くなりそうなのでここで詳しく述べるのは辞めておきますが、ぜひ実際に足を運んでご自身の目でご覧いただければと。

そして、、もしより詳しい内容にご興味のある方がいらっしゃったら僕がアルチにいる時にいらっしゃってくださいませ。
パルダンさんから叩き込まれた仏像、マンダラ、仏画等などの説明をゆっくりとさせていただきますよー。
2~3時間かかると思いますが(笑)。。飽きますかね??
あ、そうそう。後の2つのお堂に関してはさらっとでいいかな??と思っております(個人的見解です)。

ヒマラヤのアジャンタとも称される仏教美術の宝庫アルチ・チョスコル。
是非訪れてみてくださいねー。

ということで第一回目はこんなところで。
第二回は来週水曜日公開(たぶん 笑)の予定でございますー。

あ、大事な事忘れてました。宣伝します!
昨年素敵な写真家さんたちにご参加、ご協力いただき制作しました写真集「LADAKH LADAKH」
今更なのですがカード決済の取り扱いを始めました。
まだお求めでない方はぜひこの機会にお買い求めくださいませ!
ラダックに行ったことがある方も、ない方も。今まで知らなかった新しいラダックを知ることが出来る素敵な一冊となっておりますー!!

あとあと時間がたっぷりできたので今更ですがこそっとインスタ始めてみました。
スキルが全く無いのでYouTuberは無理ですが、この機会にインスタグラマー目指したいと思いまっす(笑)!
素人写真ではありますがご興味ある方は探してみてくださいねー。

やまな

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