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やまなでございます。

さて今週も水曜日がやって参りました。
先週からまたゆるーく再開させていただきました「ラダック・ザンスカールの見どころ紹介」、本日も引き続きザンスカールの僧院をご紹介させていただきたいなあと思っているのですが、、
その前にですね。先週トンデ僧院をご紹介させていただいたんですが、その後数名の方から
「ネットで検索すると”ストンデ僧院”という表記が多いみたいなんですが本当はどっちなんですか??」
というお問い合わせを頂戴しました。

はい、ありがとうございます!
そうなんですよね。ウェブ上では確かに”ストンデ”って表記が多いですよね。
まあどっちが正解でどっちが間違っているかっていうのは無くて、どっちも正しいと言えば正しいのですが、僕はずっと”トンデ”と呼び、書かせてもらっております。

何といいますか、ラダックの方は「S」の音をきちんと発音される方が多いんですよね。
なので”STONGDE”を発音する時は「ストンデ」になっちゃうんだと思います。
ただ、ザンスカールの方はあまり「S」を発音されないので、”STONGDE”を発音する時は「トンデ」って発音されるんですね。
もしトンデがラダック内にある僧院であれば僕も”ストンデ”って書かせてもらうと思うのですが、ご存じのようにトンデはザンスカールで二番目の規模を誇る大僧院ですので僕は現地の呼び方通り「トンデ」と呼ばせてもらっております。
と、まあそんな感じなのでございますね。

さて前置きが長くなりましたが今日はパドゥムからも近いサニにあります「サニ・カル」のご紹介をさせてもらおうと思っております。
こちらもやっぱり「サニ僧院」っていう表記が多いのですが、僕はやっぱり地元の方が呼ぶように「サニ・カル」っていう方がしっくりくるなあ。。と。
「カル」とは「城」のこと。なぜこの僧院が「城」と呼ばれているかは今回の記事を読んでいただければわかるかな??と思います。

では本日はちょっと写真多め、文章も長めになっちゃいそうですがまずはいつものようにパルダンさんの説明からでございます。


■サニ・カル

サニはウディヤーナのパドマサンババが訪れ祝福を与えた聖地として知られています。
また、ここにあるデチェンダルの火葬場も、グルによって全チベット圏内にある16の聖なる火葬場の一つとして認められたとされています。

サニの湖の近くには聖なる木と泉があり、近くにはグル・ニマ・ウォゼルの足跡が残されています。
また、川の対岸にもグルが長年に渡って滞在し瞑想した洞窟があり、その洞窟内でもグル・ニマ・ウォゼルの足跡を見ることが出来ます。

サニ・カルにはカニカ・ストゥーパとナローパの聖像があることで知られています。
このストゥーパはパドマサンババの伝記からも、古い歴史があるカニシカ王の時代の物であることが明らかになっています。

サニ・カルではチベット歴の6月に”サニ・ナスジャル”と呼ばれるお祭りが開かれます。
その時にはザンスカール全域からだけではなく、カルジャ(注:マナリ、キーロン、ラホール等の地域)やレー、カルギル等からも多くの人々がサニを訪れ、ナローパの聖像に祈りを捧げ、サニの周囲をコルラします。
また、お祭りではチャムや歌も披露されています。

お堂内部ではラマ・ゾッパ・ドルジェによって描かれた美しい数多くの壁画を見る事が出来ます。

カルギルから車でザンスカールへ向かう方は、サニを通り過ぎると「後少しでパドゥムだ。。」って思うかと思います。
僕が初めてザンスカールを訪れた時はこの辺りの道路も全く舗装されておらず、サニからパドゥムの街まで40~50分程かかった記憶があるのですが、今は完全に舗装されておりサニを通り過ぎて20分も走ればパドゥムの中心地に到着します。

サニの集落の中心に建つのがサニ・カルと呼ばれるサニの僧院。
この僧院の歴史は古く、元々は2世紀頃にクシャーナ朝のカニシカ王がこの地にチョルテンを建立したのが始まりと言われています。
その後、8世紀にはパドマサンババが、11世紀にはナローパが訪れたといわれるこの僧院はザンスカールではとても珍しい平地に建てられた僧院です。

ザンスカールがまだ王国だった頃、この僧院で王家の法要が頻繁に営まれていたそうです。
当時のパドゥム王の息子は出家しここで修行に励みました。その為、王家の城という意味も込めて地元の方たちから「サニ・カル」と呼ばれています。
現在のサニ・カルの基礎を築いたのは、出家し、こおで修行に励んたパドゥム王の息子なのだとか。

こちらがサニ・カルのドゥカン内部。色鮮やかな壁画と美しい仏像で埋め尽くされています。ちなみにこのドゥカン内部にはサニ・カルを現在の規模にまで発展させたパドゥム王の息子も描かれていたりします。




今までサニ・カルへは何度も足を運んでいるのですが、お祭り当日の朝にはドゥカン内で大きな法要が執り行わていました。
一心に五体投地を続けるおばあさんの姿は本当に美しかった。。


毎年開催される「サニ・ナスジャル」の様子はこんな感じ。昔は本当に地元の方しかいなかったのですが、今は海外からも多くの観光客が訪れる有名なお祭りになりました。





数年前に訪れた時はバルダン・リンポチェ(スタクナ・リンポチェ)もいらっしゃっていました。本当にすさまじいまでの目力だったのを覚えております。

こちらはお祭りの時にだけ入ることが出来た僧院二階の小さなお堂。

一度初夏に訪れた事があるのですが、その時はちょうど「ニュネ」と呼ばれる巡礼の時期で村人が黙々とゴンパの周りをコルラしていました。
この巡礼の間は仏教徒が守るべき五戒(不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不飲酒)を厳格に守り、一言も言葉を発せず、食物を摂ってはいけないんだそうです。

ドゥカンの後方に立っているのが、パルダンさんの説明にもあるカニカ・チョルテン。

パルダンさんの説明にもあるように”Padma-Thangig”というパドマサンババの伝記内にもこのチョルテンに関する記述があるそうです。
カニシカ王が2世紀にザンスカールを訪れていた。。。胸が熱くなる素敵なお話ですよね!

で、このチョルテンの近くに建つ小さなお堂が黄金のナローパ像が納められたお堂です。
お祭りの時だけご開帳されるナローパ像。今はこのお堂に納められていますが、元々は隣に立つチョルテンの内部に納められていたそうです。
普段はこのように固く扉が閉ざされているのですが、

お祭りの時はこんな感じで多くの方が黄金のナローパ像にお参りするためにすさまじい状況になります。これを密って言うんでしょうね(笑)。

こちらがその黄金のナローパ像でございます。あ、普通は絶対に撮影禁止なのですが諸々ザンスカールの支援のお手伝いをさせてもらっている関係もあったりして、現地の友人(ザンスカールの観光部門のボスですが)から「遠くから一枚だけなら良いよ」と特別に許可をもらい望遠で撮影させていただきました。ありがたいことです。
(ちなみに今回ここに掲載することも現地の方から大丈夫じゃない?と言われておりますのでご安心を)

お堂の横にはこんな石仏も。

チョルテン、お堂のすぐ近くにはグル・ラカンと呼ばれる小さなお堂が建っています。
8世紀にこの地を訪れたパドマサンババが瞑想し、修行をしたと言われる場所に建つこの小さなお堂の内部にはグル・ツェンゲーの像が納められ、壁にはグル・リンポチェの生涯などが描かれています。




サニ僧院の敷地から少し離れた場所には新しいチョルテンが。で、その周囲にはチャンバ(弥勒菩薩)やナンパ・ナンツァ(大日如来)等多数の石仏が置かれています。
ここがパルダンさんの説明にもある”デチェンダル”の火葬場。元々サニの集落の火葬場だったところですね。
今のサニの火葬場は村の外れに移されていますが、ここがパドマサンババが聖なる火葬場として認めたと言われる場所です。

ネパール、チベット等を含む全インド圏には聖なる火葬場とされる場所が全部で16か所あるそうです。8つが大きな火葬場、そして8つが小さな火葬場なのですが、ここはそのうちの聖なる大きな火葬場の1つ。本当に神聖で重要な場所なんですね。

僧院の近くには湖がありますね。

この湖の近くに聖なる木と聖なる泉が、そして対岸の山の崖の中腹にはグルが瞑想した洞窟が残っています。

と、、、すいません。
気が付けばなんかマニアックな内容になってめっちゃ長くなっちゃいましたね。。
これ、、興味持って読んだ下さる方いらっしゃるのかな(笑)??

いやあ、改めてこうやって見るとサニも本当に素晴らしい場所ですよね!
今年のサニのお祭りは7/23と7/24の二日間の予定。ご興味ある方是非ご一緒いたしましょう!!

という事で今日は最後にこちらの動画をご覧くださいませ。
サニのお祭りの前日に村人が集まって僧院前に立つタルシェン(ザンスカールではこう呼びます)に新しい旗を付けるのですが、その時の貴重(?)な動画でございますー。

次回は来週水曜日(予定)。ザンスカール最奥(でもないのですが、、)の地に建つ巨大な僧院をご紹介させていただく予定でございますー。

やまな

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