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こんにちは。今日はちょっと標高と気温の関係について書いてみようかと思います。

ブータンをはじめ標高が高いヒマラヤの国々では
「一日の中に四季がある」
と表現されるほど朝昼晩の気温差がひらき、目まぐるしく天候が変化することがあります。

日本では「国道をドライブして、一日で標高2500メートルの差が出る」ことはありませんが、ブータンやインド、ネパールをはじめ山岳国をご旅行される場合にはそんなこともあります。
そういったとき
「峠のてっぺんではどれくらい寒くなるのかな・・」
と気になりますよね。

そんなとき・・・ご存じかもしれませんが、標高の高さと気温の差を計算し予測することができます。

一般的に『標高が100メートル高くなると、気温は0.6度程度下がる』と言われています。

という事で各地のおおよその標高から、ブータンの観光地を例にあてはめてみますね。

■タクツァン僧院へのハイキングへ
登り口:2500m / タクツァン僧院:3000m

⇒標高差は500m、気温は約3度下がると予測できます。

■ブータン自動車道路の最高地点チェレラへ
パロの町:2270m / チェレラ峠:3800m

⇒標高差は1530m、気温は約9度下がると予測できます。

これに加え、空気が乾燥しているか湿っているかによっても気温差が異なってきます。
実は空気が乾燥している方が、高度が上がるごとに特に寒くなっていくので、乾燥する冬の季節のほうが気温差は広がります。

ブータンより空気が乾燥しているインド北部ラダック地方の方が、ブータンと同じ標高であってもより寒く感じることが多いのはそういう理由からなんですね。

これだけでなく風量や太陽の日差しによっても、行動の時間差なども関係して体感温度はより大きくなります。
そのため、やっぱりこれは基本的な事なんでしょうが服装は重ね着の工夫が必要になりますね。

この計算をするときには、比較したい標高差の場所の距離感がより近いところで考えてみるのが良いですね。
チェレラ峠の気温と比較をするなら、インドに近い東ブータンの国境の町サムドゥップジョンカルとチェレラを比べるよりも、よりチェレラに近い西部のパロと比べると実際の数値に近くなります。

なんだか理科の授業みたいでしたが、覚えておくと服装の準備がしやすくなると思いますので、ぜひご活用くださいね。

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