こんにちは。
毎週月曜日に更新しているブータンの見どころ紹介。本日は第八回目になります。
今日は先日facebookやtwitterでも紹介させていただきましたティンプーの尼僧院を紹介させていただきますね。
本日もあまり写真が無くて申し訳ないのですが、、それでは本日も張り切って参りましょう!
ドゥプトゥプ尼僧院
この尼僧院の正式な名前は”Thangtong Dewachen Durpthob Nunnery”。
「ドゥプトゥプ」とはブータンの各地に鉄製の吊橋を架けたと言われる、14~15世紀に活躍した高僧タントン・ギャルポのこと。
この僧院は彼が瞑想をした場所に建てられています。
ご本尊はもちろんそのタントン・ギャルポで、本堂の奥にはなんとなく尼僧院に似つかわしくない長髪で白い髭を生やした大きなタントン・ギャルポ像が納められています。
現在、ブータン内で当時彼が架けた橋を使っているところはありませんが、壁画などで描かれるタントン・ギャルポは手に吊橋の一部を持っている姿などで描かる事が多いですね。
尼僧院の正式名称にあるDewachen(デワチェン)は極楽、Durpthob(ドゥプトゥプ)は成し遂げると言った意味もあり、これはまたタントン・ギャルポの名前でもあります。
お寺の中庭では、チベット文化圏で良く見かけるシンボルにもなっている”二匹の鹿が法輪を挟んで見つめている姿”を柱の上に見ることができます。
このシンボルは初転法輪(お釈迦様の初めての説法)を、鹿がいた鹿野園で行ったことに由来しています。
この鹿と法輪はチベット圏内のいたるところで見かけ、ブータンでは柱の一部や、屋根の周りにデザインされていることが多いかな。こちらはこの尼僧院ではなくチベット本土で撮った物ですがこんな感じ。見たことがある方も多いと思います。
現在は50名ほどの尼僧がこの場に住み、毎日修行に励んでいて、堂内はいつ参拝に訪れても丁寧にお掃除が行き届いています。
堂内入り口では大きなマニ車があり、「オムマニペメフム」と読経を唱えながら、熱心にマニ車を回し続けている人が絶えません。
そうそう。以前ザンスカールのスタグリモ僧院にお邪魔した際、お茶を出してもらってその場にいた尼僧さんといろいろ話をしたのですが、この尼僧さんたちは今回紹介させてもらっているドゥプトゥプ尼僧院からやってきたとおっしゃってました。
こんな遠いところまでよく、、、と思うと共に「ああ、やっぱり同じ文化圏なんだな」と改めて変に感心したのを覚えています。
以前はこの尼僧院の近くからは中央政庁タシチョ・ゾンの全景を眺めることが出来ました(今は禁止されているのですが、、)。
ティンプー観光の際、ほとんどの方が訪れる(と思っています)この尼僧院。
ブッダ・ポイントから絶滅危惧種のターキン保護区、その後この尼僧院を見学し、中央政庁のタシチョ・ゾンへという流れで観光されるのが一番時間的なロスが少ないかな。
さらに時間に余裕があるようであればこの先にあるデチェンポダンも訪れてほしいところですが、、
ああ、ティンプーというかブータン行きたくなってきました。。
禁断症状ですね。これ(笑)。
早く落ち着いて行けるようになればいいなあ。。
ということで本日はこれくらいで。
次回はタントンギャルポ繋がりでのご紹介を予定しています!!
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