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こんにちは。
今回もいらすとやさんのイラストからイメージをして、次にどこ行こうかと思いを馳せていただきたいと思います。それでは参りましょう。

国土面積は日本の約1.6倍、人口は約2626万人、世界で四番目に大きな島。そう、今回ご紹介する国は島国です。国の通貨はアリアリ、公用語は現地の言葉のほかにフランス語が使用され、英語も使われています。

日本からは直行便はないので、アジア内都市やドバイやアジスアベバで乗り換えて向かいます。首都の標高は約1300メートルあります。あら‼ブータン王国のプナカと同じくらいですね。主食はお米で、一人あたりの年間消費量は日本の2倍以上の180kgと世界一、「お米はいっぱい、おかずは少し」で、この点もブータンっぽいですね~。

この島は、古代ゴンドワナ大陸から分裂したといわれ、何万年もの間、大陸から隔絶されてきました。そのため独立した生態系を保ち、全体の動植物の八割がここの固有種です。ここでしか観察できない動植物がたくさんいて、気候も熱帯雨林、高原、サバンナ、砂漠地帯と変化に富み、インド洋の美しい海に囲まれ、多様な生態系を育んでいます。

また大型哺乳類、猛獣、毒蛇などがいません。そのため、地元の子供たちは安心して歩くことができます。小動物は襲われることがないため人懐っこく、民家にカメレオンが棲みついたり、キツネザルが道路を優雅に横断する姿も見られます。

“カメレオンの聖地”とも呼ばれるほど、多種多様なカメレオンが生息しています。

この島は両生爬虫類の種類も多く、カエルもたくさん生息していて、原産のマンテラは緑色の手足とオレンジ色の足を持つ、森の小さな宝石と称される美しいカエル。星型模様の美しい甲羅をもつホシガメは、人間が乗っても歩くほどの力持ちの陸亀さん。

テンレックは珍しい食虫動物で、体はハリネズミに似ています。中央アフリカでも数種類が見つかっていますが、この国には30種ほどが生息しています。

この島の代表的な動物は、何といってもキツネザルです。ニホンザル (新猿類)などとは別の種類に分類され、猿に進化する前の原始的なお猿さんで、約80種のキツネザルの仲間が生息しています。ベレンティ自然保護区では、飛び跳ねるベローシファカが大人気。横に飛びながら移動をします。ワオキツネザルは、朝日で日光浴をして体があったまってから、動き始めます。団体で行動し、行進をして歩く姿も愛嬌があります。ペリネ特別保護区では、キツネザルで最も体が大きいインドリやエリマキキツネザルがいます。

体より大きなふさふさした尾をもった、大きな目のアイアイもいますね。

そして、誰もが見たいと思う、サンテグジュペリの「星の王子さま」にも登場する不思議なかたちの、20メートルを超える巨木、


バオバブ。じつは幹は柔らかくスポンジのようで、水をたっぷり蓄えることができます。甘酸っぱい果実は、お菓子や飲み物になり、殻は容器として使い、人々の生活にも欠かせない木で国章にも刻まれています。この木には年輪がなく、樹齢を推定するのは難しいそうですが、1000年を数えるものもあるそうです。サバンナ地帯で育ち、西部地方のモロンダバでは、空に向かって真っすぐ伸びるバオバブの並木道があります。バオバブは世界に8種ありますが、そのうち6種類をこの島で見ることができます。

“グランドキャニオン”と称されるイサロ国立公園、“エアーズロック”と称されるボネ・ド・パップなどもありますが、西部にある世界自然遺産である「ベマラハ・ツィンギー国立公園」が有名です。ツィンギーとは、「先のとがった」とか「人間は住めない」という意味があるそうです。何万年という時間をかけて雨風や地下水が、石灰岩のカルスト台地に亀裂を作り、浸食していった自然の大きく、神秘的な力を感じる場所です。

お土産として有名なのは、バニラ。

世界最大の原産国で、クリーミーで高い最高峰と言われるブルボンバニラが有名で、またチョコレートも人気があります。また、ランディベと呼ばれる野蚕があり、古来から森に生息する蛾の繭から糸をとり、布を織っています。

あとは、ドリームワークス制作CGアニメーション映画にもなり、世界の子供たちにヒットをして続編も作られています。 I Like To Move It, move it(踊るの大好き)と、沢山の動物たちが楽しく踊る姿が描かれていました。

お分かりですか?

正解は、アフリカの中で最もアジアっぽいといわれる、マダガルカル共和国です。マナオーナ・マダガスカル!(こんにちは、マダガスカル!)首都はアンタナナリボですね。アジアっぽいと言われるのは顔立ちがマレー系にも似ていたり、現地の言葉のマラガシ語は東南アジア諸国の言葉に似ていたり、またお葬式等の儀式にも似ている部分があるからです。

自給自足が基本で、農村部では貨幣経済はほとんど行われていません。焼畑や薪の使用等の問題で森林が減少し、また頻繁にサイクロンが襲来するなど環境問題もあり、日本をはじめ他国からの技術援助なども行われています。2019年度の世界幸福度ランキングでは、データがある全156か国、143位でした。このデータにはいくつかの項目のうち「人口当たりのGDP」 も基準とされるため、アフリカ大陸の国々が上位になりにくいですが、固有種の数ではどこにも負けない動植物の豊かさと、無駄なものを極力出さないエコロジーな暮らしが素晴らしいです。

記事タイトルの「川は大勢で渡れ、そうすればワニに食べられない」は、お互いに助けあうことの大切さを伝えるマダガスカルのことわざです。

あぁ、夕日にバオバブの樹のシルエット、それにたくさんの動物たちに会いに行ってみたいですね~♪

キトト

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