こんにちは。今回もかわいいフリー素材集として有名な「いらすとや」さんのイラストで世界の国を紹介します。今回の国はとてもユニークなため、わかりやすいです!あまり知られていないことも、なんとか楽しくお伝えできればいいなと思います。
まず最初に、この国には「世界で最も○○○」なものがたくさんあります。例えば、世界でも有数の恐竜化石の宝庫。
特にプロトケラトプスが多く発見されていて恐竜のたまごや赤ちゃんの化石なども見つかっています。
さらに特別な道具を持っていかずとも、天体観測をお手軽に楽しめるほど星空がきれいで、天の川も肉眼ではっきりと見ることができます。温泉で有名な場所もあるので、温泉と星空を同時に楽しめてしまう、日本人にはとても魅力的な夜が楽しめます。
少数派ですが、他の民族も暮らしています。
この国のスイスとも呼ばれるフブスグルは最も寒い地方で、「世界で二番目の透明度のある湖」で淡水のフブスグル湖は針葉樹に囲まれています。周辺にはトナカイを飼う民族トゥバが暮らしていますが、「トナカイを持つ人」を意味するツァータンとも呼ばれています。
また騎馬民族の末裔と呼ばれるカザフ民族は鷹狩りを行い、馬に乗りながら大きなイヌワシを腕に乗せて走る姿は圧巻です。この国に暮らすカザフ族は少数ですが、鷹狩りや伝統弦楽器ドンブラを奏で、自分たちの伝統文化を伝えています。
もう一度ランキングに戻って見てみると、まだまだ世界で上位をしめる項目があります。
●世界で最も人口密度が低い国
●世界で最も寒い首都である
●世界一、巨大な騎馬像がある
●世界最後の野生馬「タヒ」がいる(いた、とする説もあり)
さらに世界で二番目の社会主義国(現在は共和制)、また豊富な地下資源でウランの推定埋蔵量は世界最大級、それ以外にもレアメタル・レアアースもたくさんあると言われています。
旅行者の視点でのお楽しみは、お土産は羊毛のフェルト製品(バッグや靴、小物やインテリアグッズ)、革靴、カザフ民族の刺繍をほどこした小物、カシミアのマフラー、それにウォッカなども有名!
食べ物で有名なものはボーズ―。餃子や小籠包のような食べ物ですが、小麦粉の皮で細かく刻んだ羊肉を包んで蒸した家庭料理で、旧正月の時には必ず食べます。旅行者が肉汁をこぼさず食べると褒められます。ほぼ同じ材料から、形を平たくして油で揚げたものがホーショール。このボーズ―とホーショールが2大ソウルフードです。また、家庭ではよくバター茶も馬乳酒も飲みます。
また音楽も国民にとても愛されていますが、有名なのは馬頭琴とホーミー。
ホーミーは、低音と高音の二つの音を一人で同時に出して歌います。初めて聞いたときの衝撃はとても大きいですよね。どうして一度に全く異なる声を出せるのか、大変不思議でした。馬頭琴のことは、学校の教科書で「スーホの白い馬」のお話で知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
王様にだまされ、スーホは大切な白馬は捕らわれてしまった。しかし白馬は全身に矢を射られながらも、スーホのもとへ逃げ帰って行くのですが…… ある日、スーホの夢の中に白馬が現れて「私の体を使って楽器を作ってください。そうすれば、あなたといつも一緒にいられます」と伝えたというお話です。
民族衣装デールは、遊牧民が日常生活で着ています。馬に乗るときに足が開き、乗馬しやすくなっているんですよ。寒い冬に備えた冬用、快適に過ごすための夏用のデールをわけて着こなしています。靴も特徴的で、牛皮製で靴の先が上にとがっています。その理由は、一緒に暮らす家畜に、おいしい草を食べさせるために靴先で地面を踏んで、草や地面を傷つけないようにするためのデザインだそうです。
馬頭琴も衣装からも、いかに馬や家畜を大事にして共に暮らしてきたのかがわかります。
遊牧民は馬、ラクダ、山羊、牛、羊の家畜を飼い、美味しい草を食べさせるために季節ごとに移動をしています。そのため家はゲルとよばれる組立式とし、家畜と共に移動をするたびに持って移動をしています。ゲルは、大人5人程度で2~3時間で組み立てられます。内部には台所もあり、奥側にはチベット仏教の神様を奉り、お客さんが入るときは必ず左側に入って座るのがしきたりです。ゲルの入り口の扉が低いのは、正面の神様に向かって頭を下げるようにし、南側に扉を向けて組み立てています。
名前の一部にはチベット仏教にゆかりのある名、ドルジ、テンジン、ソナム、ドルマ―や、ナツァグやダムディンなどが名付けられることが多いことからも、チベット仏教を信仰していることがわかります。チベットで最も有名なダライ・ラマ、この名称のダライはこの国の言葉で「大海」を表し、ラマはチベット語で「師」のこと。この国のアルタイ・ハーンがチベット仏教に改宗をし、16世紀にソナム・ギャムツォに初代ダライ・ラマの称号を与えたことから使われるようになりました。
この国の有名人と言えば、
チンギス・ハーン。彼が乗る騎馬像がツォンジンボルドグにあり、これが世界で最も巨大な騎馬像です。13世紀に彼が築いた一大帝国は 孫のフビライ・ハーンの時に領土が最大となり、ユーラシア大陸の大部分をおさめることになりますが、この規模は世界の1/4の広さであったと言います。日本にも、元寇としてやってきたという歴史がありますね。
日本で活躍する横綱や力士たちも有名ですが、この国でもお相撲が大人気です。この国の相撲ではパンツとブーツを履き、相手が膝、肘、背中を地面につけば勝ちというルールなので、手を地面についても構いません。1試合が日本の相撲よりも時間がかかり、すごく体力を使います。またお相撲や競馬、弓道がおこなわれるお祭りが毎年7月11日のナーダム祭です。
相撲、大草原、馬に乗ってゲルで暮らす、だけでわかってしまいますね。日本人には司馬遼太郎さんの著作としてもおなじみの、人気がある国です。
そう、モンゴル国です!! サンバイノー・モンゴル!(こんにちは、モンゴル!)
国土面積は日本の約4倍、人口は約323万人と静岡県の人口よりも少ないくらい。人口密度が世界で一番低いというのもイメージできます。
世界で最も寒い首都ウランバートルは、冬はマイナス30度を超えることもあります。国の通貨はトゥグルク、公用語はモンゴル語で新聞などの文字はキリル文字を使っています。日本からは直行便で5時間程度のフライトと、思ったよりも近い国です。遊牧を行う人々は自転車かわりに馬を乗りこなしていて、馬に乗りながらアイスを食べていたりデートをしたりしていて、初めてみるとその姿にびっくりします。
タイトルの「自分で転んだ子どもは泣かないもの」はモンゴルのことわざで、自分の失敗が都合が悪いことが起きたとしてもその責任は本人にあり、それを悔やんでも仕方がない。その失敗を乗り越えるられると子どもを信頼するといった意味だそうです。大自然の厳しい環境の中で暮らしてきた、勇敢な遊牧民らしい言葉です。
広大な草原と星空が広がり遊牧を行うモンゴルの人々の暮らしは、首都近郊を訪れただけでもすぐに実感ができ、日本人の私たちには新鮮に映るユニークで特別な国です。
ということで今日も最後に告知させていただきますね。
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